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ヘルスリテラシーの定義について
このサイトはヘルスリテラシーの重要性や日本の現状、そして今後取り組むべき課題などを紹介していますが、ヘルスリテラシーという言葉自体、知らなかったという人も多いでしょう。ここでまず「ヘルスリテラシーとは何か」という定義から解説します。ヘルスリテラシーとは、健康に関する情報を正しく読み解き、適切に取り扱うことができる力のことです。健康に関する情報とは、例えば「〇〇を食べると免疫力が上がる」「〇〇を飲めば血圧が下がる」などのような、身体の健康にまつわる情報全般を指します。
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ヨーロッパ、アジア諸国との比較
残念ながら日本人のヘルスリテラシーは低いと言われています。では、他国はどうでしょうか。ヨーロッパやアジア諸国と日本のヘルスリテラシーを比較した調査データがありますので紹介します。他の国と比べてもやはり日本のヘルスリテラシーは低いということがわかります。かかりつけ医を持たないなど医療との関わり方の違いもヘルスリテラシーに差が出る原因です。これからの日本には子どもの頃からの健康教育に力を入れる仕組みづくりが求められています。
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患者の自己決定と看護師の役割
患者が自分の意思で治療や医療を選択しなければならない局面において、患者とその家族はその病状や治療に関してしっかりと理解する必要があります。看護師だけでなく、患者に関わる医療従事者はその患者の心情を汲み、尊厳を守り、権利保護に配慮した丁寧なコミュニケーションを心掛ける必要があるでしょう。これらは簡単なことではありません。患者の意思決定をサポートするためにも、看護師は、患者とその家族に寄り添って信頼関係を構築することが大切です。
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患者の自己決定と看護師の役割
「良質の医療を受ける権利」「選択の自由の権利」「自己決定の権利」「患者の意思に反する処置」「情報に対する権利」「守秘義務に対する権利」「健康教育を受ける権利」「尊厳に対する権利」など、患者の権利がクローズアップされていますが、基本的に患者や家族が自らの意思で治療方針を決定することが大切です。看護師は医師と患者をつなぐ架け橋的な存在となり、患者に寄り添うことが重要な役割と言えるでしょう。
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ヨーロッパ、アジア諸国との比較
世界的にヘルスリテラシーを測定する尺度の研究が進められています。ヨーロッパのHLS-EU-Q47という調査方法が有名で10カ国以上に翻訳され各国でヘルスリテラシーの調査が行われています。各国の調査結果をまとめた論文を調査すると日本のヘルスリテラシーの低さが浮き彫りになりました。ヨーロッパだけでなくアジア諸国と比べても日本のヘルスリテラシーは最も低い結果となっています。ただし、この結果は日本だけ調査方法が違う点も注意が必要です。
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ヘルスリテラシーの定義について
リテラシーとは、元々は読み書きの能力のことを言います。ヘルスリテラシーは、健康情報に対して入手、理解、評価、活用をするための知識や能力という意味で使われます。また、健康情報に基づいて意思決定される健康を決める力とも言えるでしょう。ヘルスリテラシーが低いと健康に影響があると言われています。また、ヘルスリテラシーが高い人は、健康的であるだけでなく仕事のパフォーマンスが高い、問題解決力が高いなどの傾向もあるようです。